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文化交流が民衆の絆深める 1/3
『新しい芸に挑戦する心や創造的な精神を継承/坂田』
『“一流”に触れる教育で自国の文化語れる力を/白浜』
「文化交流は民衆の絆を深める大きな力」――。
昨年12月、上方歌舞伎の大名跡「坂田藤十郎」を231年ぶりに襲名した人間国宝の坂田藤十郎氏と、公明党の白浜一良幹事長代理(参院議員)は、ともに大阪をこよなく愛する人。この二人に、大阪の活性化や、文化芸術の役割と教育の在り方などについて、大いに語り合ってもらいました。
坂田藤十郎氏について
- 白浜一良氏
- 京都・南座を皮切りに、東京、博多、大阪と続いた襲名披露公演の大成功、おめでとうございます。いよいよ今秋からは、最後の名古屋公演ですね。有終の美を飾る大成功をお祈りしております。ところで、上方歌舞伎の大名跡「坂田藤十郎」は231年ぶりの復活ですが、なぜ今まで途絶えていたのでしょうか。
- 坂田
藤十郎氏 - 実は、初代・藤十郎には息子さんがいたんですが、「芸がだめだ」と言って二代目を継がせていないんです。他人に譲っています。つまり上方歌舞伎の和事(優美な芸)にとって、芸の伝承とは、家柄や血筋を継ぐものではない。師匠の芸風や創造的な精神を弟子が体得する厳しさにあったんです。
これに比べて、江戸歌舞伎の荒事(豪快な芸)は、芸の型の伝承にこだわっており、養子をもらってでも家を継がせてきました。だから大名跡の「市川団十郎」が十二代も継承されてきたのです。
- 白浜
- 私は、今回の襲名に二つの大きな意義を感じています。一つは、今の日本があらゆる面で東京中心になっている中で、今回、上方歌舞伎の旗を掲げていただいたおかげで、江戸時代に東西で隆盛した歌舞伎が本来の姿に戻り、非常に分かりやすくなったことです。もう一つは、上方歌舞伎の看板が上がったことで、大阪や関西が地域の誇りを取り戻し、力を発揮できるようになることです。
- 坂田
- 私の襲名で、大阪の街にいい意味での変化が起こるとうれしいです。襲名披露公演をやっていても、お客さまの熱気のようなものを感じます。同じ狂言でも、まるで新しいものをご覧になったように、「元気をもらった」とか、「生きていく力がわいてきた」と言ってくださる。芸の上手下手ではなくて、新しい芸に挑戦し一生懸命に取り組む姿に、多くの人が共感してくださっているんです。
政治の世界も、誠実さや行動力があるかどうかが大事ではないでしょうか。
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坂田藤十郎氏について