白浜一良

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大阪の再生へ 3/3

大阪を産業拠点に
最先端分野の研究開発と地域産業の協調を

白浜
大阪は、産業の拠点にもならないといけないと思います。私は、大阪の産業の基盤として、二つあると思っています。一つは、阪大の研究所もあるように、バイオを中心にした先端技術の拠点づくりです。もう一つが、液晶などの弱電機メーカーです。
大阪には、いわゆる家庭の中で使いやすい電化製品をつくる技術の蓄積がある。「もっと簡単に」「もっと便利に」を追求した、ソフト技術の開発、例えば、焦げつかない魚焼き器とか、機械オンチの人でも簡単に使いこなせるパソコンとかになりますが、そういう面で、大阪の地域産業を活性化したいと思っています。
太田
そうですね。大阪のいいものをもっと発信しないといけません。他にも大阪には、東京にはないソフト文化がたくさんあると思います。全国に誇れる、“あたたかい街”“おもろい街”だと思います。こういった大阪の魅力をもっと情報発信し、ピーアールしていきたい。
それから、産業面で言えば、やはりこれからは、都市型産業の時代です。つまり庶民が、消費者が欲する産業が求められている。そういう角度からいうと、「IT」なんですけれども、実は、大阪はITの整備が遅れているんです。時代に乗り遅れないためにも、ITの基盤整備を早急に進めることも大阪の課題だと思います。
白浜
また、大阪は中小企業の街といいますが、中小企業も意欲さえあれば、業種転換、業種拡大などでもいいし、いろんな工夫も、努力もできるんです。だから、融資制度の活用だけでなく、もう少し、集中的に中小企業庁なんか、うまく利用してやっていかないとダメだと思います。
だからこそ私は、大阪に中小企業庁の誘致を主張しているのです。そしてlTをうまく軌道に乗せれば、本来、大阪に潜在している起業ポテンシャルを充分に引き出し、育ててい くことができると思います。

近畿圏の安全を確立
八尾空港の特徴を生かし近畿圏の広域防災基地に

白浜
話は変わりますが、近年、阪神淡路大震災をはじめ有珠山噴火、三宅島噴火、東海豪雨洪水、鳥取県西部地震など、多くの被災者を出す大規模災害が続いています。
さらに今後、大規模震災の発生も危惧されており、地球温暖化による環境災害も懸念されています。特に、阪神淡路大震災のような大規模災害は都市機能を一瞬にしてマヒ状態に陥れます。そういう「いざという時」に、速やかに救援の初動体制が取れるかどうかが、重要であると思います。
太田
全く同感です。危機管理というのは行政の基本ですからね。「スイスの救助犬よりも遅かった」などとならないように、万全な体制づくりが必要です。
白浜
大規模災害では広域応援は欠かすことができません。そういう意味で、私は、関西にあっては、八尾空港を近畿圏の防災拠点として整備すべきだと一貫して主張しています。
太田
よく存じ上げています。大阪府としても八尾空港を、近畿の広域防災基地として、国の計画に位置付けてもらい、合同指揮所や情報通信機能を持つ中央防災無線などを整備できるようにしたいと考えています。
白浜
八尾空港には、自衛隊や海上保安庁、大阪府警察本部、奈良県警本部、大阪市消防局などの航空隊が常駐しているという利点があります。ぜひとも、これは早急に実現させたいと思います。

教育の未来
「社会のための教育」から「教育のための社会」へ

白浜
また、最後に私は、教育の未来についても知事と意見を交換しておきたいんです。先の臨時国会の代表質問でも論及しましたが、私は、今こそ、「社会のための教育」から「教育のための社会」へと人々の意識を変えていかねばならないと確信しています。
少年犯罪の低年齢化・凶悪化、学級崩壊、いじめ、不登校、中途退学者の増加など、青少年の教育をめぐる問題は、山積していますが、その解決の方途はこの発想の大転換にあると思うからです。
太田
確かに、日本の戦後教育は、読み書きや計算など、基礎的な学習能力の面では、成功しました。しかし、その一方で画一的な教育システムの影響で、個性的で、自分でものを考える独創性のある人間を育てることには、熱心でなかったように思います。
白浜
全くその通りです。「子どもは社会の鏡」といわれるように、様々な青少年の問題は、大人社会の閉塞(へいそく)感、社会不安の現れです。この何とも言えない悪循環を断ち切り、健全育成のための環境づくりを進めるためには、「教育の目的は子どもの幸福にある」との認識に立ち、学校、地域、家庭が連携して、地域社会の教育力を高めていく必要があると思います。
新しい時代、新しい日本を創るためにも、夢と希望のあふれるビジョンを示しながら力のある人材を育て、世界の大阪、元気な大阪、そして世界から信頼される日本を創出していきたいですね。
私たち公明党もそのために、全力をあげて改革へ挑戦していこうと決意しています。知事、共々にスクラムを組みましょう。
太田
こちらこそ、よろしくお願いします。