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21世紀の課題について語り合う 1/3
直木賞作家として多くの小説を著す傍ら、関西を代表する知識人の一人として、各種文化事業の一翼を担ってきた難波利三氏。鋭い時代考察から、21世紀の課題などについて語り合いました。
(2001/03/27付 公明新聞掲載より)
難波利三氏について
- 白浜一良
- 国政に携わって12年になりますが、日本の都市づくりに歴史的視点が少ないことを改めて実感します。
- 難波利三
- 確かにそうですね。それは、どこが悪いんでしょう。いい政治家が出てくれないからでしょうか。
- 白浜
- やはり政治、行政の責任です。例えば、大阪の堺の特色は、中世からの港町で、港を窓口に世界に開いていったわけです。ところが近代、この海辺を歴史性を持った街づくりには活用せずに、臨海工業地帯として開発した。今、この地域は空洞化し対処しようにも難しい状況です。
- 難波
- 私も、20年ぐらい前に、書いたことがあるんですが、日本の海岸線の重要な部分は企業が独占し、海岸端を全部埋めてしまい、かつての白砂青松(はくしゃせいしょう)は無くなって、立ち入り禁止の所ばかりになってしまった。コンクリートで固めることが、港造りと思ったら大間違いで、あれは住民と海とを遮断(しゃだん)する悪い壁、″悪壁″みたいだと。
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難波利三氏について