2010年01月19日
公明新聞:2010年1月19日
景気・雇用が緊急課題
説明責任果たさぬ鳩山政権 「政治とカネ」徹底追及

両院議員総会で山口代表ら
結束して国民生活を守る論戦を展開することを誓い合った両院議員総会=18日 国会内
通常国会開幕 参院選勝利へ成果示す
第174通常国会が18日召集された。会期は6月16日までの150日間。公明党は18日午前、国会内で両院議員総会を開き、山口那津男代表は「夏の参院選への足掛かりとなる重要な国会になる」との認識を示し、「現場で聞いた声、見届けた事実に基づき、堂々と議論を尽くしていこう」と強調。鳩山由紀夫首相と民主党・小沢一郎幹事長に相次ぐ「政治とカネ」題は焦眉の急の課題として、民主党と議員本人に説明責任を尽くすよう求めた。井上義久幹事長、白浜一良参院会長、漆原良夫国会対策委員長、斉藤鉄夫政務調査会長があいさつした。
席上、山口代表は、鳩山首相と小沢氏をめぐる「政治とカネ」の問題に言及し、「与党第1党の党首、幹事長が相次いで疑惑に包まれることは、日本の政治史上、まれに見る事態だ」と強調した。
また、秘書が起訴されるなどした鳩山首相に対し、「疑惑解明も不十分、責任の取り方も大いに疑問が残る」と指摘。元秘石川知裕衆院議員が逮捕された小沢氏にも、各世論調査で「説明責任を果たしていない」との声が8~9割に上ることに触れ、「自らその責任を果たしてもらいたい」と述べた。
さらに、検察との対決姿勢を示した小沢氏に首相が「闘ってください」と発言したことを「極めて不見識」と批判。「行政のトップである首相は、国民の代表として(検察が)真実を解明し、しかるべき法的責任を問うことを督励すべきだ。それを差し置いて対決姿勢を示すのは、行政の長としての信頼に足らないことを露呈した」と指摘した。
その上で、国民生活への影響を踏まえ、「景気、経済、雇用は最優先で議論しなければならない」との考えを示し、「とりわけ(2009年度)第2次補正予算案は緊急性がある。いたずらに議論を遅滞させる対応はとるべきではない」と述べた。
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場(基地)の移設問題については、「普天間の危険が長く放置されることがあってはならない。危険を取り除く結論に向けて議論したい」と力説。
与党がめざす内閣法制局長官の国会答弁を原則禁止する国会法改正については、「時々の政権によって憲法解釈が変わり、解釈によって改憲が行われてしまうことが起こらないような仕組みが担保されているかに目を配り、議論を深めていくべきだ」と述べた。
最後に夏の参院選勝利に向け、「結束して堂々と戦っていこう」と呼び掛けた。
介護など公明らしい政策提言
井上幹事長は、各地の新春賀詞交歓会などでの意見交換で、「地域の実情を知り、庶民の生活感覚を分かっている公明党への期待を感じる。その期待に応えないといけない」と力説。
介護や雇用などの総点検運動の成果を国会や地方議会で訴えたいとし、「委員会(質疑)や質問主意書など、あらゆる手段を駆使し、国民の声を受け止め政策に反映する闘いを積み重ねて、参院選勝利の因をつくりたい」と呼び掛けた。
白浜参院会長は「衆院(の議席数)は与党が圧倒的多数だが、参院は与野党拮抗。まさしく参院が“主戦場”だ」と強調。「政治は国民のためにあり、政党のためではない。参院で全力で闘っていく」と訴えた。
斉藤政調会長は「44道府県で開いた『出前政調』(地域政策懇談会)で聞いた現場の声が(論戦の)最大の武器だ」と強調。公明党提出の政治資金規正法改正案について「鳩山首相、小沢幹事長の(政治資金)疑惑に共通する本質的な問題だ。成立に向け先頭を切っていく」と述べた。
漆原国対委員長は、衆参両院の予算委員会で山口代表、井上幹事長が質問に立つと表明した上で、「(国会論戦は)今まで磨いてきた“剣”をふるい、公明党の存在価値を示したい」と力説した。