2008年11月04日
公明新聞:2008年11月3日
消費喚起の効果高く、公平さに利点
4人家族で6万円超(単純計算)
年度内に実施子ども、高齢者加算も検討

定額給付金を柱とする「新経済対策」の早急な実施を確認した政府・与党会議
=10月30日 首相官邸
収入が伸び悩む一方で急激な物価高などのために、やり繰りが厳しくなっている家計を下支えするため、公明党が一貫して訴えてきた定額減税が「生活支援定額給付金」として実施されることになりました。総額は2兆円規模。全世帯を対象に今年度中(来年3月末まで)に支給されます。
公明党は8月、物価高騰が家計を直撃する中で、その影響を最も受けている中低所得層の暮らしを応援するため、これらの層に手厚くなる定額減税の実施を提唱。米国発の金融危機を受け、10月末に追加で策定されることになった新たな経済対策(生活対策)の目玉として与党間で議論を詰める中で、減税方式に代わり“給付”による支給が浮上しました。
給付方式の利点は2点あります。第1に減税では所得・住民税減税の時期がずれて分散する消費喚起の効果が一気に表れる点。第2に減税の恩恵を受けられない人にも公平に行き渡ることです。
給付方式について、公明党は
(1)中低所得層に手厚くとの趣旨を変えず、迅速に実施できる
(2)減税の恩恵を受けられない方にも例外なく支給できる
――ことから、給付方式での実施に合意しました。
現金かクーポン券かなどの支給方法や、一人当たりの金額など具体的な実施方式については早急に検討することになっていますが、単純計算すると一人当たり1万6000円程度、4人家族では6万円程度です。
その上で、子育て世代や高齢者などの生活弱者には厚めにするなど、本来の趣旨を踏まえてメリハリを付けることも一つのアイデアです。
例えば一人につき1万2000円、15歳以下の子どもと65歳以上の高齢者にはそれぞれ1万円ずつ上乗せした場合、夫婦と15歳以下の子ども2人の4人家族であれば6万8000円になります。
積立金活用し 将来にツケ回さず
定額給付金の財源については将来、子や孫にツケを残す赤字国債には頼らず、財政投融資特別会計の準備金(積立金)を充てます。この資金について、公明党の山口那津男政務調査会長は「私たち現役世代が努力して蓄えてきたお金ですが、100年に一度の暴風雨の時に活用することは理解を得られるはずです」と述べています。