2002年01月01日
2002年の新年、明けましておめでとうございます。
昨年は、真心よりのご支援をいただき、誠にありがとうございました。改めて心より御礼申し上げます。
さて、21世紀の開幕は、激動の一年となりました。
特に、アメリカでの無差別同時多発テロ事件は、多くの尊い人命と市民生活を奪い、米国をはじめ世界経済まで多大な影響を与えました。その政治的余震は未だに続いています。
世界中に衝動を与えたこの事件は、卑劣なテロに対する断固たる決意と行動を国連加盟各国に促しましたが、同時に21世紀の抱える深刻な課題も表面化させました。
テロ再発を短時間に、最小限にくい止めるためには武力の行使もやむを得ない場合もあります。しかし、それだけでテロの温床を根本的に解決することは不可能です。
紛争の根底にある貧困と抑圧。これを解消する事が理不尽なテロの根絶に繋がります。我が国は医療や教育、環境、技術など人間の安全保障を軸に、世界の平和と安定に寄与すべきであると考えます。パレスチナを始め民族紛争にも目を離すことはできませんが、ともあれ、今年こそ世界の和平を祈念せざるを得ません。
一方、国内の課題も、待ったなしの問題が山積しております。
活力ある地域社会の創造と日本経済の新生は、ここ数年の我が国政治の大目標であります。
しかし、現実の日本経済は名目成長率4年連続マイナス、製造業の海外移転による産業の空洞化、高水準の完全失業者数など大変厳しい状況下にあり、関西圏の経済もその余波をまともに受けております。
まさに構造改革は正念場です。国民の皆様のご協力とご理解がなければこの難局は乗り切れません。改革を断行し不良債権処理が進めば、一時的に多数の失業者が生じる恐れがあります。
このため、昨年の第一次補正予算の執行とともに第二次補正を早期に成立させ、景気の悪化に機動的に対応してまいります。
また、関西圏の躍進が望まれて久しいところですが、活力ある地域社会を形成するためには、地域の特性を生かした街作りが大切です。そのためにも、広域国際交流の核となる関西国際空港や港湾機能の整備充実、歴史や文化遺産を生かした産業の推進など元気な大阪を目指して尽力してまいります。
年頭に当たり、皆様のご多幸とご健勝をお祈り申し上げ、ご挨拶と致します。